屋外でのドローン空撮フライトは最高ですよね。
しかし、ドローンの着陸・離陸時に「機体が砂や小石で汚れてしまう」「不安定な地面でバランスを崩しそう…」といった不安を感じたことはありませんか?
そんな悩みを解決するアイテムがドローン用ランディングパッドです。
この記事では、なぜドローン用ランディングパッドがあなたのドローンライフに欠かせないのか、その驚くべきメリットと活用シーンを徹底的に解説します。
ランディングパッドは、大切なドローンを傷や汚れから守るだけでなく、不安定な場所でも安定した離着陸を可能にします。
これを読めば、もう着陸場所選びに迷うことはありません。
さあ、安全・安心なドローンの世界へ。
あなたの空撮体験が、もっと快適で安全なものに変わります。

私もランディングパッドを使用して、快適で安全に楽しんでいますよ
自己紹介
私は何者?と言ことで少し自己紹介をさせてください。
- 国土交通省認定のドローンスクールDPAで、ドローン操縦士に必要な民間資格(回転翼3級)を取得
- ドローン歴※現在は活動休止中
- 活動拠点は主に兵庫県内
- DJI製ドローン【Mavic 2 Pro】が愛機
YouTubeに空撮動画のチャンネルも開設しているので、そちらもご視聴ください。
なおさんのドローンチャンネル ←YouTubeはこちらから
以下はドローンに関連する習得済みの資格です。
ランディングパッド以外のアイテムについては『ドローンを大切に扱いたい人へ』の記事をご覧ください
ランディングパッドとは
『ランディングパッドって本当に必要?』そんな疑問をお持ちではありませんか?
ここからは、ドローン用ランディングパッドがなぜ必須アイテムなのか、そのメリットをわかりやすく解説します。
これ一つで、ドローンの安全性が劇的に向上する理由を見ていきましょう。
ランディングパッドが必要な理由
ドローンの離着陸は場所を選ばず、飛ばそうと思う場所から離着陸できるのがメリットです。
その反面、ヘリポートのように確実に整備されている場所から飛ばす事はあまりありません。
そして、屋外は私たちが気付かない危険がたくさん潜んでいます。
私たちが気付かない危険から守るアイテムの1つ、それがランディングパッドです。
ドローン本体にはカメラやセンサーなど、高価な精密機器も装備されています。
ドローンが好きだからこそ、大切に扱っていきたいですよね。
必要な理由①
防水性、撥水性、防滴加工は、ランディングパッドの主要な機能です。
これにより、濡れた地面や芝生、雪上といった条件下でもドローンを汚れや水分から守り、モーターやジンバルへの異物侵入を防ぐことに貢献しています。
YouTube(私のチャンネル)を見てもらうと、整備されている場所のほうが少ないことがわかります。
その他にも、周囲に配慮する意味も含めてランディングパッドは必要なアイテムだと言えます。

後ほど詳しく説明していきますね
必要な理由②

必要な理由の2つ目に、ランディングパッドを使用することで安全にドローンを運用できます。
パッドが明るい色で目立つものを使用すれば、緊急着陸時の視認性の向上にもつながります。
リバーシブルタイプのランディングパッドなら、周囲の状況に応じて色合いが目立つ方を広げて使えるようになっているのです。
あと、ランディングパッドがヘリポートの役目を果たすことです。
離着陸場所という認識を知ってもらうのにこれほど効果的なアイテムはありません。
操縦者(あなた自身)もランディングパッドからの離着陸を意識するので、丁寧な操作で飛行させるようになります。
周りに対して安全に飛行させるのは当たり前としても、悲しいかな出来ていない人が居るのも事実です。
自分自身も意識する、周りも意識してくれる、ランディングパッド一つで印象も大きく変わります。
周囲の安全にも配慮しつつ丁寧な操作も心掛けられるなら、ランディングパッドを使わないという選択肢はなくなりますよね。

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ランディングパッドが不要な場面
屋内でしか飛ばさないとなれば、必要ないかもしれないです。
理由は、屋外と違い砂埃のようなチリやホコリが舞うことは少ないからです。
また地面(床)はしっかりしているので、離着陸が不安定になる心配もありません。
なので、室内でしか飛ばさないのであれば必要ないでしょう。
ランディングパッドが必要な場所
実際に滝や河川と空撮をして経験したからこそ、ランディングパッドは必要と実感しました。
ここからは、大きく3つの場所に分けて説明します。
滝や河川、海岸、砂浜

滝や河川、海岸、砂浜ではランディングパッドがあれば離着陸地点の確保とドローンを守る事ができます。
こういった場所は石や岩、小さな砂粒など、足元は不安定な場所が多いのは想像つきますよね。
そのような場所から直に離着陸させるのは、ドローンにとってよくありません。
滝なら、石や岩がゴロゴロしている不安定な場所にダイレクトで離着陸させようとは考えにくいです。
ドローンが傾き倒れたならそこで終了。

ガックリ凹んで帰宅する状況が目に浮かびます
海岸や砂浜なら、ドローンが巻き上げる風に砂埃が舞い上がりプロペラのモーター部分に入り込んでしまうことも!
そうなれば、上空でトラブル発生からの墜落もありえます。
ドローンが墜落する、墜落させる場所によっては操縦者がどうにもできない事態が発生することも。
保険適用の事態になれば、色々な負担が掛かってくるでしょう。
ですがランディングパッドを使うことで、このような状況を回避できるのです。
雑草や芝生、草木が多く生えている場所

雑草や芝生が生い茂る場所でもランディングパッドがあれば、離着陸地点の確保とドローンを守る事ができます。
特にMavicシリーズにとっては、離着陸させるのに悩まされる場所なんですよね。

ある程度背が高いドローンならありえないかもしれませんが、私が使っているMavicシリーズはヤバいです
雑草地帯から離着陸すると、プロペラが草刈り機の刃になるのが安易に想像できます。
プロペラも傷まみれになって「どこを飛ばしたん?」という具合です。
万が一にもプロペラに草が絡まったら以下のようなことが考えられます。
- その場で動かなくなる
- 機体が傾いてプロペラや本体、カメラが損傷
- 動かないと思って近づいたら、プロペラが急に動き近づいた人がケガをする

こうなるのは絶対に避けなくてはなりません!
機体やカメラの損傷、またはケガをすれば出費も多くなり場合によっては大きな事件になるかもしれません。
しかしランディングパッド1つあれば、これらのことが回避できるのです。
雪原や湿地帯

雪山や地面が柔らかい場所でも、ランディングパッドがあれば離着陸地点の確保とドローンを守ることができます。
雪原や地面が柔らかい場所へ直に離着陸させるのはよくありません。
私は雪原や冬の雪山での撮影経験はないですが、よくないということは想像できます。
不安定になるのがわかっているのに、わざわざそのような場所に離着陸する危険を冒すことしたくありませんよね。
つまりランディングパッド1つあれば、安心して離着陸できる環境が整うのです。
メリット・デメリット
使用しているからこそわかる、メリット・デメリットをお伝えします。
結論から言ってしまうと、ランディングパッドを購入して失敗ということはありません。
その理由は、小さな投資で大きな安心が買えるということです。
具体的に言うと、小さな投資とは購入金額が¥1.000未満~購入できる点。
大きな安心とは離着陸地点の確保や機体を守れる、安全に配慮できる点になります。

つまり、ローリスク・ハイリターンの環境が手に入るなら購入するメリットしかないですよね
メリット
- 離着陸地点をしっかり確保
広大な土地でも、このマットを広げるだけで着陸目標がはっきりします。
GPS自動帰還機能を使う際も、パッドの中心に正確に戻ってくるので安心です。 - 機体を汚れや傷から守る
草地や砂利の上でドローンを飛ばすと、巻き上げられた砂やホコリがカメラやモーターに侵入するリスクがあります。
ランディングパッドがあれば、大切な機体をクリーンに保ち、故障のリスクを大幅に減らせます。 - プロペラへのダメージを防止
不安定な場所からの離着陸は、プロペラが雑草や小石に接触して傷つく原因になります。
パッドを使うことで、プロペラを保護し、飛行の安全性を高めます。
デメリットとして
ペグを打てる場所ではペグを打ち込む、無理な場合は重りを置くなど強風対策に備えることは大事です。
※簡易的なもので代用してもOKです
過信しすぎないといったところでしょう。
ランディングパッド選びのポイント
ここからは形状や素材の特徴、カラー、サイズ、付属品について説明します。
ランディングパッドの形状
ランディングパットは3つの形状があります。
- 円形
- 四角形
- 六角形
どの形状を選んでも問題ありません、ここは好みで選んでください。
下記画像はAmazonの各ページより引用しています、形状の参考にしてください。
クリックすればAmazonサイト各ページに飛びます。
素材と耐久性
市販されているランディングパッドは主に3種類の素材が使われています。
また、素材によって耐久性なども違いがあるのでそれぞれの特徴を解説します。
ナイロン素材
ナイロン素材は軽量性に優れ、手軽に持ち運べる点が大きな利点です。
ポリエステル
ポリエステルは軽量性と耐久性のバランスに優れた素材として、多くの製品に採用されています 。
特に、ランディングパッドの強度を向上させる目的で、フレーム生地やパイピング生地として使用されることが多い のも特徴です。
PGYTECH製の製品にはポリエステルが採用されており、耐汚染性が高いとされています 。
PVC(ポリ塩化ビニル・塩化ビニル)
PVCはナイロンと比較して重く、より頑丈で安定性があるとされています 。
地面に置いた際に自重で安定し、風で飛ばされにくいという実用的な利点はランディングパッドにうってつけです 。
また、PVCは汚れても簡単に拭き取れるという防水・防汚性にも優れています 。
柔軟性や高弾性もあり、着陸時の衝撃を吸収する効果も期待できます。
表にしてまとめました
素材 | 主な特徴 | 重量 | 耐久性 | 携帯性 | コスト |
---|---|---|---|---|---|
ナイロン | 軽量・高い携帯性 | 非常に軽い | 標準的 | 非常に優れる | 比較的安価 |
ポリエステル | 軽量と耐久性のバランスに優れている | 軽量 | 高い | 優れる | 標準的 |
PVC(ポリ塩化ビニル・塩化ビニル) | 頑丈・安定性が高い・防汚性に優れる | 重い | 非常に高い | 標準的 | 比較的安価 |
ランディングパッドのカラー
カラーは主にオレンジとブルーの2色がメインで、その他にレッド・ブラック・イエローなどもあります。
明るい色や両面カラーデザインは、上空からの視認性を高め、着陸地点を明確にする重要な機能です 。
この高い視認性は、ドローンのビジョンセンサーの感度を向上させるなど、安定した自動着陸にも貢献します。
サイズ選びの基準
大きさも一般的に3種類のサイズが用意されており、それぞれドローンの大きさによって使い分けることが可能です。
サイズは55cm・75cm・110cmの3種類です。
手持ちのドローンに合わせて、ランディングパッドのサイズを選んで購入しましょう。
私が購入したのは110㎝のランディングパッドでした。(愛機はMavic 2 Pro)
大は小を兼ねると思い、大きめのランディングパッドを購入したのですが、実際には75cmでよかったと思います。
その理由は、ランディングパッドを折りたたんだ状態が予想以上に大きかったことです。
110cmサイズがコンパクトになると言っても、大きいのに変わりはなかったんですね。

ですが、使う分には大きいほうが着陸させやすいし安心感もありますよ
ランディングパッドの付属品
ランディングパッドには、さらに使い勝手を良くする便利なアイテムが付属しています。
それぞれオプションも豊富にそろっているものがほとんどです。
ランディングパッドは自作も可能
レフ板やダンボールは、ランディングパッド代替品として使うこともできます。
手先が器用なら自作のランディングパッドも用意できるでしょう。
正規品の購入を推奨しますが、購入までのツナギとしてならいいと思います。
自作品はあくまでも、正規品の代替だということを忘れないでください。
自作ランディングパッドについては『ドローン用ランディングパッド(ヘリポート)』の記事をご覧ください
ドローン用ランディングパッド(ヘリポート)自作と市販品を比較
ランディングパッドのたたみ方
ランディングパッドって、たたみ方が難しくないですか?
多くのランディングパッドには折りたたみ時の形状を維持するための鋼鉄製リングが組み込まれています。
このリングは、風によるパッドの変形を防ぐ重しの役割も果たすものですが、たたむときにチョット苦労させられるんです。
とは言っても、コツさえつかめれば意外と簡単にたためます。
私も始めは苦労したのでわかるのですが、重ねてから8の字にする部分がよくわからないんですよね。
ここでは画像と動画、両方でたたみ方の説明をしていきます。
※動画はセキドさんからの動画を引用
画像と動画を見れば、誰でも簡単にたためるようになりますよ。
下の画像は私がたたんでいます。




ランディングパッドのたたみ方はマスターできましたか
まとめ
今回はランディングパッドの必要性をメインに記事を書きました。
価格は数百円から数千円程度で入手可能なランディングパッド。
ランディングパッドを選ぶ際は、重量や収納サイズを確認し、風に強いペグ付きの製品を選ぶとより安心して使用できますよ。
さっと広げて離着陸地点の確保とドローンを守れるランディングパッドは必需品ということです。
もちろん上記について「そんなことわかっているよ」と声も聞こえてきそうですが、ランディングパッド1つあれば問題は解決できます。
私自身がよく実感できているのと、本当に必需品だと感じているからこそご紹介しました。
ランディングパッドを使用して素敵なドローンパイロットになりましょう。

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ランディングパッドに関するよくある質問
ドローン用ランディングパッドを使わなくてもドローンを飛行させられますか?
ドローン用ランディングパッドを使わなくてもドローンを飛行させることはできます。
ですが、風や障害物からドローンを保護することができません。ドローン用ランディングパッドのメリットは何ですか?
ドローン用ランディングパッドのメリットは、以下のとおりです。
- 風や障害物からドローンを保護する
- ドローンの離着陸をスムーズに行う
- ドローンのバッテリーを節約する
- ドローンの安全性を向上させる
ドローン用ランディングパッドはどこで買えますか?
ドローン用ランディングパッドは、ドローン専門店や、インターネットで購入することができます。
ドローン用ランディングパッドのサイズはどれくらいですか?
ドローン用ランディングパッドのサイズは、ドローンのサイズによって異なります。
一般的には、ドローンのプロペラ直径の2倍程度のサイズのランディングパッドを使用する必要があります。ドローン用ランディングパッドを選ぶ際のポイントは?
ドローン用ランディングパッドを選ぶ際のポイントは以下の通りです。
- ドローンのサイズに合ったサイズを選ぶ
- 風や障害物からドローンを保護できる素材を選ぶ
- 持ち運びがしやすいサイズを選ぶ
- デザインが気に入るものを選ぶ
ドローン用ランディングパッドのメンテナンスは?
ドローン用ランディングパッドは、定期的に汚れを落とします。
また、破損している場合は、新しいランディングパッドに交換してください。
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